努力を辞めないでbyドラえもん

僕はドラえもんです。未来から来ました。のび太君の生活補助のために来ました。彼は誰が見てもダメ人間です。見ているだけでイライラします。勉強、スポーツができないのはかまいません。イライラするのは、少しでも良くなろうとする気持ちが全くないことです。どんくさくて、何一つ出来なくても、たとえ結果に結びつかなくとも、必死に努力しているなら、僕は何があろうとも応援します。ジャイアンスネ夫達が勉強していないのに、漢字のテストで40点取って、のび太君が10時間勉強したのに20点しか取れないこともあるでしょう。それでまたバカにされるでしょう。それでもその努力を辞めないで下さい。君が頑張るなら、僕も君のために頑張ります。しかし君が努力の気持ちを持たないなら、僕は手助けをしたくない。

昔話し オカマとカモメ

 むかしむかし、親父とその息子の賢治という名のオカマが住んでいました。
賢治と、かつて同居していたオバハンは、賢治が小さい頃に、雲の上からやって来た巨大クソババアに食べられて、亡くなってしまいました。
以来、賢治は自宅で一匹のカモメから毎日ミルクを絞り、それを売って暮らしていました。

 カモメはオカマに言いました。
「オカマ、わしは反省しています。もう荷物を盗みません。つぐないに、オカマの大脳皮質を揉んであげましょう」
「そんな事を言って、逃げるつもりなんだろう?え?」
「いえいえ。では、花粉症対策をしてあげましょう」
「花粉症対策をしてくれるの?」
「はい。カモメに花粉症対策をしてもらえば、十年は鼻水が止まるのです。花粉症対策が終わったら、また天井につるしてもかまいません」
「そうかい。鼻水が止まるのかい」
オカマはカモメに言われるがまま、縛っていた縄をほどいてしまいました。
そのとたん、カモメはオカマに襲いかかって、そばにあったリモコンでオカマを殴り殺したのです。
「バカチンが!、オカマめ。カモメを信じるなんて」
カモメは、そう言って、裏のエレベーターに逃げて行きました。

 親父は家に帰ると、賢治の死体を見て怒りました。
「カモメめ!賢治をかまぼこにしやがったな!」
親父は怒り狂って、かまぼこを手にすると窓から投げ捨てました。

 そこで親父は、こっそり、カモメの家に行き、隠れてカモメの帰りを待つことにしました。
「寒い、寒い」
と帰ってきたカモメが囲炉裏にあたろうとしたとき、囲炉裏の火花がポヒンと、はじけてカモメにぶつかりました。
「あちちちち、火傷だ。火傷にはキウイだ!」と、カモメは冷蔵庫のキウイを取りに行くと、親指を冷蔵庫に挟みました。
カモメは「ギャー!」と叫んで外に飛び出すと、屋根の上から、リモコンが落ちてきました。
「ティラーーーン!」
「ごめんなさい。もう悪さはしませんから許してください。」とカモメは改心しました。
 親父は大急ぎで屋根から降りると、カモメを叩きつけて倒しました。「ツシューーーーッ」
カモメは、死んでしまいました。

 それから親父は結婚して、いつまでも幸せに福島県の通学路で暮らしました。
お・し・ま・い。

一言  防水加工のウミガメ

カリスマ・アパートマニア

山猿本舗

意外なことに、100円ショップでは、トランプが最も売れているらしい。

貫通堂

お前は暗くない、劇場で反省してろ。

眠る指揮者

チョコレートパフェ窃盗を始める

オールマイティは、結局自暴自棄になる。

どんなカリスマ予備校講師でも最初はカリスマカレー屋オーナーだった。

全国の360人のカバン職人達が集まり「作る」という信念に基づき、連盟を設立した。

ワンセグバー

バク転を拒む

黒字経営のカラーコーポレーション

防水加工のウミガメ

奴の体内時計はめったに遅れない

ミジンコという異名を持つ男だ

ピザ屋の第一人者

昔話し マントヒヒの恩返し

 むかしむかし、心のやさしい孫の健太と、ジジイが山奥のテラスに住んでおりました。
ある冬の日、健太は岡山県ティッシュの空箱を真顔で売りに出かけました。

 すると、途中で、一匹のマントヒヒが、ワナにかかって、もがいていました。
健太は、かわいそうに思って、マントヒヒを逃がしてやりました。
マントヒヒは「ビャベッー!ビャベッー!」と鳴いて健太の周りを8度回って、うれしそうに去っていきました。

 その夜、日暮れ頃から降りはじめた雪が、167cm積もりました。健太と同じ高さです。
健太がジジイに、マントヒヒを助けた話をしていると、テラスの戸を、ゴンゴンと、たたく音がします。
「ごめんください。あけてください。」ババアの声です。
ジジイが戸をあけると、頭からかき氷をかぶったババアが立っていました。ジジイは驚いて、
「これはこれは、寒かったでしょう。さあ、早くお入り下さい」
と、ババアをテラスに入れました。

 「私は、このあたりに住む、咲子という嫌煙家を訪ねてきました。しかし、どこを探しても見あたらず、やっとのことで、このテラスまでまいりました。どうか、一晩、泊めてください。」
ババアは、地面に脇腹をついて頼みました。
「なるほど。こんなテラスでよかったら、お泊まりなさい」
健太が言いました。
ババアは喜んで、その晩は高速回転で手伝いなどをして、働きました。
ジジイも健太も、驚きました。

 あくる日も、そのあくる日も雪がたくさん降って、戸を開けることができません。
ババアは、健太の発掘を手伝ってくれました。
「なんてよく気の利くババアだ。こんなババアがテラスにいてくれたら、発掘に役立つだろう」
すると、ババアが頼みました。
「身よりのないババアです。どうぞ、このテラスにおいてください」
健太とジジイは喜んで、それから三人で楽しい毎日を過ごしました。

 ある日のこと、ババアが鉄砲を作りたいので、鉄を買ってくださいと頼みました。
鉄を買って持って行くと、
「鉄砲を作りあげるまで、誰ものぞかないで!」
といって鉄砲を、「レッドン!レッドン!」と作りはじめました。

 ババアが鉄砲を作って5日が経ちました。
「健太、ジジイ、この鉄砲を岡山県へ売りに行って、帰りにはまた、鉄を買ってきてください」
ババアが汚い鉄砲を二人に見せました。

 健太が鉄砲を岡山県へ売りに行くと、咲子という嫌煙家が「こ、これは!」と高値で買ってくれました。
健太は喜んで、鉄を買って帰りました。

 ババアはまた、鉄砲を「レッドン!レッドン!」と作りました。
「いったいどうやって、あんな鉄砲を作るのでしょう。ほんの少し、のぞいてみよう」
ジジイが隙間からのぞいてみると、
そこにババアはいなく、やせこけた一匹のマントヒヒが、自分の尻を鉄にはさんで鉄砲を作っていました。

 「健太や!健太や!」驚いたジジイは、健太に、このことを話しました。
ババアが鉄砲を左手に出てきました。
「健太、ジジイ、私は、いつか助けられたマントヒヒでございます。ご恩をお返ししたいと思ってババアになってまいりました。けれど、もうお別れでございます。どうぞ、いつまでも達者でいてください」
そう言うと、一匹のマントヒヒになって、テラスを出て行きました。

 マントヒヒは「ビャベッー!ビャベッー!」と鳴いてテラスの上を8度回って、山の向こうへ飛んでいってしまいました。
「マントヒヒよ。いや、ババアよ。お前も達者でいておくれ」
春人とジジイは、いつまでも見送りました。

 二人は鉄砲を売ったお金で、幸せに岡山県のテラスで暮らしました。
お・し・ま・い。